9月8日(金)から,TRY-SE社製IP背面ラウエカメラ(TRY-IPX)に異常が発生しており,使えない状態でした。
現在は仲村さんに対応してもらい,問題が解決しています。 一旦動いたのですがすぐに異常が再発し,メーカーに修理を依頼することになり,9月29日に再稼働しています。
[症状]
正常にX線は照射されているが,ラウエカメラからPCにデータが送られていないようで,
装置の READY と CAPTURE/ERASE のランプが点滅していて,装置本体から何か高い音が出ている。
[原因について]
(株) IPX (http://www.ipx-laue.com)の志村さんより
高い異音がでているということは、読取開始時にモータは動作しようとしているがレーザ部が回転してないという症状です。
原因は,
1. レールの下の黒い板(ステージ)に荷重がかかると回転部に接触します。
この場合ステージ面の4つのネジを緩め上に軽く持ち上げると接触が解消し復帰することがあります。2. モータ脱腸
などが考えられます。
とのことです。
[対応]
仲村さんより(9/13)
ラウエのイメージングプレート(IP)とモーターが正常に動作しているかフタを開けて確認してみました。
フタを開けた状態ではエラーもなく正常に動作しているようでした。
フタを閉じて再度測定しても問題なくできているようです。IPとフタが部分が少し接触していてエラーになったかも!?しれません。
とりあえず様子をみながら測定してみてください。
とのことでした。
翌日(9/14)に垣花君より,やはり異常は継続しているということで,仲村さんに確認してもらい,IPX へ送って修理してもらうことになった。連休明けの 9/18 に発送し,9/25 に修理が完了したので,発送したとの連絡をもらう。
IPX 志村さんより(9/25)
先週受け取り後の初回の動作確認から、異音およびエラーが確認でき分解し調べましたが、モータに異常はなく、回転ギア、タイミングベルトを調整し再度組み立てしましたところ、異音なく、通常動作するようになりました。動作試験も何回も行っております。
ラウエの異常についてのご連絡ありがとうございます。
阿曽研の院生にも伝えておきました。
今後様子を見ながら使用していきたいと思います。