2022年3月31日,約28年間の琉球大学での研究生活を終え,仲間先生は退職されます。
その功績を称えて,名誉教授が授与されことになっています。
私(辺土)は,4年次で研究室に配属された 1992 年から研究を一緒にやってきたので,30年来のお付き合いということになります。
一緒にトリアーク炉の立ち上げに四苦八苦していたのを思い出します。
その年は,極低温センター(現:極低温施設)が本格的に稼働して,研究室を理学部から極低温センターへお引っ越しということもありました。
その後,私は大阪や千葉など転々をしましたが,2006年に琉球大に着任してから 15年半,研究室を一緒に運営してきました。
大変,お世話になりました。
困ったことが起こったときでも,いつも心強かったです。
心より感謝いたします。
寂しさもありますが,4月以降も遊びに来てくれることを期待しつつ,お元気でお過ごしになることを心より願います。
ありがとうございました。
最後に,仲間先生が最後に皆さんにお送りしたメールを転載します。
ご挨拶
皆々様
今月末で定年退職することになりました.
在職中は,皆様方にご迷惑をおかけし,あるいはご協力をいただき,
と本当にお世話になりました.
最後のご挨拶も機会も設けず申し訳ありませんでした.
お世話になった皆様方にお礼申し上げます.出会いといろいろな巡り合わせで琉球大学物理系に職を得て,
郷里の島を出てから一番長い約28年間をこちらで
過ごすことができました.
年月の経つのが早く感じられまだ現役でもと思う反面,
自らの体力や体調的な状況と現在のコロナ禍,および
在職中に3人の先生方が定年を待たず亡くなったことを考えると,
何とか定年まで勤め上げることができたというほっとした思いがあります.4月からは新しい生活が始まりますが,
部屋の整理や後始末等で時折大学に顔を出すことになります.
その時はまたよろしくお願いいたします.これまでのご厚誼に感謝するとともに,
皆様方のこれからのご活躍とご健康を願っております.
ありがとうございました.仲間隆男
文責:辺土 (2022.3.31)
仲間先生には私も大変お世話になりました。
研究のこと、教育のこと、日々のたわいもない話など、とても心豊かな時間を過ごさせていただきました。
ほんとうにありがとうございました。
とは言いましても、これからもよろしくお願いします。
大学は人を採用できない状況が続いていて、物理系スタッフの新規採用もままならない状況ですが、磁性研の研究室運営、応援しています。